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【裁判員考】制度施行1年(中)選任手続き〜公判 迅速化、専門用語が壁(産経新聞)

 「なんか態度が悪いな」

 昨年9月、さいたま地裁であった強盗傷害事件の裁判員選任手続きの冒頭。裁判長のあいさつ中に、ほおづえをついていた50〜60代の男性2人の姿を被告の弁護人は見逃さなかった。

 弁護人はこの2人が裁判員に選ばれないよう「理由なき不選任」のリストに入れた。被告と年の近い20代の男性2人も「理由なき不選任」とした。被告と年が近いと「事件を厳しく見る傾向がある」と感じたからだ。

 公正な裁判のために行使が認められている「理由なき不選任」。検察・弁護側がそれぞれ最大4人ずつ請求できる。不選任された時点で裁判員になれない。

 大阪の弁護士は自身が担当した被告の貧しい境遇を考慮し、同年代の富裕層に見える候補者を「被告の境遇が理解できない」と判断して外した。

 選任手続きで、検察官や弁護士は質問などができない。あくまで裁判官との質疑の様子や控室の様子で決めるため、行使したことのある弁護士によれば、結局「見た目や感覚」が判断基準になる。法曹関係者からは「国民参加を前提とする裁判員裁判の趣旨に反する」との批判も出ている。

 ◆リアルな再現追求

 法廷と譜面台。一見、関係のなさそうなこの取り合わせは、制度開始前後から、法廷では普通のものとなっている。

 検察官が冒頭陳述や論告求刑を行う際、読み上げる書類を目の前の譜面台に置く。大きな身ぶりをしたり法廷の画面を指し示したりと、検察官が自由に動くための工夫だが、裁判員向けのパフォーマンスがしやすいともいえる。

 昨年10月、鳥取地裁で開かれた強盗殺人未遂事件の公判は被害者が女性だった。男性検察官が大きなジェスチャーを使って立証を続ける中、被害者の言葉を女性検察官が読み上げるなど、よりリアルな事件の再現を試みた。

 早口で書面を読み上げるのみだった制度開始前の手法に比べ、そのありようは全く変わってきている。

 「裁判は難しいというイメージとは違っていた」。裁判員経験者からはこうした感想を聞くことが多い。最高裁のアンケートでも、約76%が「分かりやすかった」と答えている。

 また、スタート前は「9割が5日以内」と予想された公判日程も、実際には96%が5日以内となった。「分かりやすく迅速な裁判」は、無難に行われてきているように見える。

 ◆「全然分からない」

 だが、高度な専門知識を要する分野は、まだまだ理解が難しい。

 「全然分からないな」。今年3月、東京地裁の法廷で男性裁判員は表情を曇らせた。放火事件の公判で、弁護側は女性被告が犯行当時、心神喪失だったとして無罪を訴えた。法廷では被告を精神鑑定した鑑定医の尋問が行われたが、専門用語や独特の表現での回答が目立ち、女性裁判員が尋問後、改めて説明を求めた。それでも納得のいかない男性裁判員が思わずつぶやいたのだ。 

 このときの裁判員の一人は公判を振り返り「医学用語が多く、頭の中にすんなり入らない。理解しようと考えるうちに尋問の内容についていけなくなることもあった」と注文をつける。

 DNA型鑑定など、現代の犯罪捜査には科学的知識が多く使用され、法廷に各分野の専門家が登場することもある。裁判のわかりやすさは検察官や弁護士が、専門家からいかに平易な言葉を引き出すかにかかっているが、法曹三者の取り組みは始まったばかり。

 また、日本司法精神医学会が裁判員向けの用語解説集を作ったものの、各分野での裁判員裁判に対する取り組みはあまり本格化していない。

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